FC2ブログ

unputenpu

一役者の気ままな雑記。 何処へ転がりまするやら。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

花と象



 福岡の地下鉄の各駅にはそれぞれシンボルマークがある。
花を捧げたゾウの駅で降りる。
 福岡三番目の路線、七隈線は、昨年二月に開通したばかり。
 
 動物園に近いはずの出口から上がったものの、地上には何の標もない。スーパーの店員さんの助けを借りて動物園入口の交差点まで来は来たが、どちらへ進んでいいやら皆目見当がつかぬ。近隣と思しき通行人に尋ねて坂の上の園にたどり着いた。

 ゲート前に着くバス便は沢山あり、決して不便なわけではないが、歩いていくと分かりにくい。
 尋ね尋ねていくのも乙なものだが、もう少し道標を整備したら如何なものだろう。

 園内にも特定の順路はなく、コースは来園者の自主性に任される。

 季節柄飾り羽の抜け落ちたフウチョウ舎の脇から橋を渡って先ず北園。
 育児放棄されたコンドルの雛たちを見ながら進むと、外れの小高い建物はツシマヤマネコの家。野生の対馬山猫は現在100頭ほどが生存しているとされているが、交通事故などでも命を落としている。この動物園では2000年から七年連続で繁殖に成功、今年も三頭が誕生した。
 同じく地域に固有のツシマシカなどでも、当園は繁殖賞を得ている。

 大雨の予報の日とて、来園者は多くない。カメラを抱えた一団がいたが、ツキノワグマが身体中をかきむしっているところに居合わせたのは私だけだったから、その連続写真は独自のスクープと自負している。


 昭和天皇即位の御大典を記念して計画、五年後に開園したのが、御大典記念福岡市動植物園。現動物園の前身である施設は、戦局の悪化により昭和十九年六月六日に閉園、翌日大型動物を処分した。

 現在の福岡市動物園は、戦後八年目に開園し、半世紀余の歴史を刻む。老朽化は否めず、様々な再建計画があったが、大規模移転は見送ってこの地での再生プランが進んでいる。


 これらの歴史は、資料館の壁面展示で知ることが出来た。
 掲げられていた50周年記念誌は、関係各位に配られた非売品。手際よく纏められた園の歴史の合間に挟まれた裏話コラムが活きている。
 
 例えば、動物園に『付き物(?!)』の逃亡エピソードはかくの如く。
 今ほどの交通量のない頃には西新交差点でシマウマが御用になったこともある。コラムの筆者はペリカンで始末書を取られたと結ばれる。
 
今からでも売れそうだが、園のウェブ頁に掲げる形ででも広く公開していただければ幸いである。


 資料館にいる間に通り雨があった様子だが、殆ど濡れることなく動物園をまわり終えた。今日は植物園にまでは手が回らない。園を出て直ぐのバス停に腰を降ろすのを待つように天の水桶がひっくり返った。


前科者?・ふくおか

スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://tanji.blog9.fc2.com/tb.php/74-22a585b6
このページのトップへ

Search

Information

JAMIRA

Calendar

07月 « 2018年08月 » 09月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Categories

Links

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。