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一役者の気ままな雑記。 何処へ転がりまするやら。

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男装の奥女中

 昨暮れから女形が続く。
『鏡獅子』の白(はく)の臈女、『三人吉三』の夜鷹、今回が初参加の『御浜御殿綱豊卿』の局。

『御浜御殿―』は、次期将軍・綱豊と赤穂浪士・助右衛門との丁々発止が呼び物の
男っぽい芝居ながら、通り掛かる吉良上野介まで入れても、男の役は六七人。
残りは奥女中軍団。この芝居でだけ女形を経験したという役者もいる。

 私が以前に経験している女形は少々癖のある役。
一般的な女形は鬘合せから勝手が違った。
 鬘は、銅の地金を叩いて土台を合わせるオーダー・メイド。
そのクリの感じがなかなか解らない。

鉄腕アトム?

富士額という言葉があるが、
クリ(刳り)とは、神の生え際の曲線。入座した頃は地髪の生え際が富士のようだったので、先輩女優が「今度の役はこの人みたいなクリにして貰おう」と言われたことがある。 
顔の印象は鬘の刳りで決まる。特にスッポリと被ってしまう女形の鬘では、
顎以外の輪郭は鬘次第。
額の生え際(雁の飛ぶ姿に似ることから雁金(かりがね)、鉄腕アトムの額のM字部分)の
角度などが印象を決定し、歌舞伎では役どころをも決めてしまう。
 
 奥女中たちが浜離宮で繰り広げるレクリエーションの一日。
前進座初代たちが工夫して内外で踏襲されている幕開きの綱引きに始まり、
仮装芸尽くしが一幕を彩る。男装の奥女中たちは、女優が演ずる。
 青果先生、女形が男に戻っても仕方がない、ここは女優で、と
二代左團次丈の初演でも『笑いの王国』から女優を出したが、
この時は今一つうまくいかなかった様子。
その後はカットされるのが通例となっているが、
前進座では女優陣の腕の見せ所。

 
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