FC2ブログ

unputenpu

一役者の気ままな雑記。 何処へ転がりまするやら。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

茂兵衛の墓



 このところは自身の一族を素材にした『中沢家の人々』で持ち切っている圓歌師匠だが、
一時は『西行』や『三味線栗毛』といった古典など広く手掛けておられた。
私は子供の頃、TVで『授業中』『浪曲社長』といった往年の新作を辛うじて聞いている。
カール・ブッセも上田敏の名も、覚えたのは“山のあな、あな…”で有名な『授業中』を聴いた子供の頃


 この三代三遊亭圓歌師匠に、『安孫子宿』という新作がある。
昭和の旅館を舞台の捕り物人情劇。『一本刀土俵入』の劇が引き合いに出されるが、握り飯がサゲに関わるのでお蔦が茂兵衛に恵んだのが握り飯であったような口ぶりになっている。

こんな新作落語ができ、ヒロインお蔦の故郷とされる越中・八尾の小原節には、お蔦をうたった新作歌詞が出来た。駒形茂兵衛に至っては、墓まで“発見”された。

『一本刀』が有名になったのちに、駒形の然る寺で茂兵衛という墓が見つかったという。土地では芝居の茂兵衛が帰農して百姓一揆の張本人として処刑されたという義民ドラマを創り上げた。が、無論『一本刀』はフィクション。この墓とは偶然名が一致したまでだが、長谷川先生は土地の人の心情を思って敢えて否定しなかった。先生の人となりも偲ばれるが、作品の人気をも思わせる一挿話。
今でも芝居をご覧にならない方でも『一本刀』の題名位は聞いたことがあると仰言る。
漫画家・小林まこと氏は、今だから伝えたいことがあると、長谷川作品を順次劇画化中。『一本刀』もすでに上梓されている。
スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://tanji.blog9.fc2.com/tb.php/331-9541d8aa
このページのトップへ

Search

Information

JAMIRA

Calendar

07月 « 2018年08月 » 09月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Categories

Links

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。