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一役者の気ままな雑記。 何処へ転がりまするやら。

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地下水道

昼公演を終えて、同じビルの映画館で『レ・ミゼラブル』。
今回のは、ミュージカルの新演出版による映画化とか。

 子供の頃読んだ『あゝ、無情』は、誰の文章だったのか、
パンを盗む場面、銀の燭台を与えられる場面に増して、
パリの地下を流れる下水道をさまよう場面は文字通り息詰まるものだった。
物語の全てがここに集約された印象があった。
この地下隧道に色々なメタファーを重ねられそうである。

ジャンルが違うが、いぬいとみこ女史の『くらやみの谷の小人たち』を後に読んだ時にも地下水脈の場面にパリの地下隧道を思い出した。

 映画のものが実際の下水道に近いのだろう。嘗て読んだ本の挿絵は普通に立って歩けそうなものだったが、それだけに地下に広がる別世界の恐ろしさがあった。映画では、最後の対決の後、ジャベルが身を投げる濁流のシーンが印象的。
ジャベル警部の出自は、子供向けの短縮版には描かれていなかったろう。ジャベルは敵役で、子供にとって共感の余地はなかったように思う。


戦後に前進座が全国津々浦々を巡った青年劇場運動の第一弾、第二弾が『レミゼラブル』の前後編。前編だけで1200ステージほどを上演している。
長十郎のジャン・バルジャン、翫右衛門らのジャベル。市長役で登場したバルジャンのフロックコートの隙間から金槌が覗いていたというのは、この時の話。出演者全員幕が閉まると舞台転換をしていたのである。
明治時代への翻案版『愛より哀へ』では、翫右衛門がバルジャンに当たる役を演じた。

ミュージカル版では、ガブローシュ少年がテナルジェの子供という設定はなくなっているが、それでもこの小さなスターは、充分にストーリーを引き締めて涙を誘う。
前進座版『レ・ミゼラブル』でガブローシュを演じたのが梅之助。どんな芝居だったか、観てみたくなったが、無論映像記録は残っていない。


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