FC2ブログ

unputenpu

一役者の気ままな雑記。 何処へ転がりまするやら。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
このページのトップへ

「襖の絵にもお庭の木にも…」ー前進座劇場ファイナル

 前進座劇場閉館が決まって、ずっと頭の中に響いていたのは、
真山青果『元禄忠臣蔵』の台詞。

大阪・道頓堀の中座は、毎年九月に前進座公演が決まりだった。
私も、ジェームス三木『煙が目にしみる』で初めて出て以来
ほぼ皆勤した想い出深い小屋。

 閉館が決まり、その一か月前に定例の前進座公演だった。
花道回り舞台のあるこの劇場で
歌舞伎作品としては、前進座の
鶴屋南北『本町糸屋の娘』(心謎解色絲)がお仕舞となった。
 座は創立七年の年に、水入りまで完演した
『助六』などで初出演して以来お世話になった小屋。
61年のご縁だった。

 千穐楽の集いで、梅之助が引用したのが、
『元禄忠臣蔵・最後の大評定』の台詞。
赤穂城明渡しを決めた藩士たちに大石内蔵助が語る言葉。

父祖代々通い慣れ、朝夕見慣れしお城のうち
襖の絵にもお庭の木にも この世の名残は残るべし
我らも見納め、各々も見納め、静かに名残を惜しまるるがよい

 床板の剥がれかけた楽屋の廊下、
きっかけで慌てて舞台に駆けつける急な階段、
ロビーのおでん屋さん、
何もかもみな懐かしかった。
 
『三人吉三』の惣千穐楽。梅之助が
カーテン・コールの舞台に立って口にしたのが矢張りこの台詞だった。
今回は、中座とは違い、まさに城明渡し。
 赤穂藩士の場合は御家解散。討入りを期して全国に散っていく
が、劇場はなくとも劇団は続く。


にほんブログ村 演劇ブログへ
にほんブログ村にほんブログ村 演劇ブログ 歌舞伎へ
にほんブログ村
スポンサーサイト
このページのトップへ

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://tanji.blog9.fc2.com/tb.php/310-3038c0d9
このページのトップへ

Search

Information

JAMIRA

Calendar

11月 « 2018年12月 » 01月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Archives

Categories

Links

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。