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一役者の気ままな雑記。 何処へ転がりまするやら。

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毛羽二重

 毛羽二重、略してケハブと呼ぶ。
薄手の絹に鬢付け油を浸ましたものが、鬘の下に施す“羽二重”。
ここに髪の剃り跡を年齢に応じた濃さの青で描くと
月代(さかやき)が出来る。
その代わりに髪を一本一本植えた物が毛羽二重。
無論手作業である。

浪人や病人など、月代が伸びた役の際、
鬘と一体になったムシリか毛羽二重かを使う。

 歌舞伎の白塗りの役なら、ムシリ。
色気があって聊か様式的。ムシリが似合わないようなら
役者をやめた方が良いなどと言われることもある。
五十日と呼ばれるムシリが殆ど。五十日程伸ばしたと云う意味で、
月代部分の髪が正面に向かって伸びている。古は熊の皮を使った。
 リアルに考えれば、
髪が短い間は正面に向かって伸び、
伸びて来ると後ろに流せるようになり、
さらに長くなれば総髪に束ねるということだろう。

 毛羽二重は当然ながら、羽二重の月代部分だけに毛を植えているから、
鬘を掛けるまでは浪人の厳つい顔の上に
大五郎のようなヘアスタイルが乗る事。
様にならない一寸不思議な格好で楽屋をうろつくことになる。

 手間を掛けて植えた毛羽二重だが、
こういう役は何年に一度だからその時限り、
別の役に流用することは先ずない。

今回『おたふく物語』で使った羽二重も
一応は取っておくものの
多分今日でお役御免。
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