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一役者の気ままな雑記。 何処へ転がりまするやら。

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またひとり星に・・・

 市川森一氏、70歳。新作ドラマが放映されたのが、つい十日ほど前だったから驚いた。
 円谷プロでの『快獣ブースカ』で、私たちの世代は氏に出会っている。
円谷英二生誕地の碑

『ウルトラセブン』での仕事を拾うと、淋しい話が多いのに気付く。「一人ぼっちの地球人」「盗まれたウルトラ・アイ」「V3から来た男」・・・。辺境の星で孤独に闘う人や、侵略の手先に使われて同朋からも裏切られる異星人たちが主人公だった。
 返還前の沖縄から来た金城哲夫氏や上原正三氏とは、また別の孤独や蟠りを抱えていたのだろうか。
ブースカもまた、人間の世界にたった一人の快獣だった。
 
 ウルトラを作った青春群像をフィクションを交えて描いた『私の愛したウルトラセブン』には、ベトナム戦争の脱走米兵にセブンの着ぐるみを着せポインターで逃がす場面が登場する。時代のディレンマを象徴的に伝えていた。

 後にメイン・ライターとして参加した『ウルトラマンA』(この作品名が『ウルトラA』から急遽変更、“ウルトラマン〇〇”という命名の先鞭をつけた為に、セブンを“ウルトラマンセブン”と誤って呼ぶ人々が現れることになる)では、両性具有を思わせる男女合体のウルトラマンと、異次元からの災厄とが闘う設定をした。
それは、人気テコ入れ策の為か路線変更されるが、最終回で、氏は善意に付け入ってくる侵略者と云う聊か遣り切れないエピソードを描く。それは、力技のように、地球を去る超人の「何度裏切られようと優しさを失わないで欲しい」というメッセージに転化される。

 大河ドラマ『黄金の日日』、『淋しいのはお前だけじゃない』『新・坊っちゃん』『面影橋・夢一輪』…特撮以外のドラマで数えきれない傑作を生みだしたことは言うまでもない。
 『淋しいのは―』は、今年舞台化され、舞台もまた良い出来だった。実はあまり期待していなかったのだが、外れでも兎も角見届けておかねば思うほど、私にとっては思い入れの強いドラマだった。

 須賀川・松明通りに第一シリーズとゴジラシリーズのキャラクターが並ぶ
『ウルトラセブン』に憧れた少年が、宇宙に足跡を残した年、ウルトラの送り手の一人が星になってしまった。
ウルトラマンの故郷・須賀川で千穐樂。今朝は雪。


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