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一役者の気ままな雑記。 何処へ転がりまするやら。

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パピヨン

 六代三遊亭圓生と同じ日に死んだ初代来日パンダ・カンカンが、入口のウォッチング・センター入口でお出迎え。相方のランランはイベントに出張中。
 創立当時は上野の分園だった多摩動物公園。50周年とて、新宿に計画されてGHQの横槍で中止になった生みの苦しみからの歴史が展示されている。 

 園の右翼は、日本の動物たちとアフリカ園、昆虫館。
蜻蛉形の昆虫本館に対し、昆虫生態館が象る蝶の胴体部分は、大温室。蝶々の通年飼育はここがニッポン初。
 ヒラリヒラリと舞う蝶々は、我等とは違う時間を生く者のよう。成る程、洋の東西を問わず古人が、死者の化身と観じたも尤も。型の蝶は滑空を利用して優雅に翔ぶ。
ここは恋の季節なのか、二頭が共に飛び、離れ、また連れ立つ。違う種の蝶がペアで翔んだり、三頭が連れ立ったり、そこには我らの計り知れぬドラマがあるのだろうか。
       温室の蝶

 鷲と鷹とに殊更の区分はないというが、蝶と蛾とも格別の違いはない。
蛾の5%ほどの一族を一応蝶と呼んでいるというほどのこと。
子供の頃見た図鑑では、胴体の太さ、触角の形状、留まる時の羽根の状態、などで区別できるとしていた。今でも蝶は羽根を広げてとまらないと言い張る人もいる。
蝶のドラマ

が、それよりも“昼間飛ぶ蛾が蝶”というのが現在最も確かな基準のよう。
 してみると“夜の蝶”なんて言葉は成立しない。彼女たちは只“蛾”と呼ぶべきか。
とは言え、この基準とても例外を含む。
優美で可憐と多くの人が感じる蛾の一部を蝶と呼び習わしているとなれば、最早これば美人と不美人との区別に等しい。
どちらもパピヨンと呼ぶ仏蘭西は、流石紳士の国。
 
 昆虫館の奥、アフリカ園の取っ付きには、縞馬麒麟駝鳥ペリカンが雑居。
ペリカンたちが整列していたのは、給餌の時間だった為。次々投げられる鯵をすかさずキャッチする。
    ペリカンの群れと麒麟、駝鳥
同居人の駝鳥や通りすがりの青鷺が横取りを試みる。
 改装中のチンパンジー舎では、自動販売機や様々な遊具で類人猿の能力を検証している。

 遠くから遊園地のお城と見えたのは、ケニアの寺院を模したライオンバス発着所。
44年前に発足したこれも国内動物園初の施設。
日本初、世界初の繁殖成功は枚挙に暇ない。
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