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一役者の気ままな雑記。 何処へ転がりまするやら。

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九曜星のビア・ジョッキ



 「君は一体どこの産だ」
 「おれは江戸っ子だ」
 「うん江戸っ子か、道理で負け惜しみが強いと思つた」
 「君はどこだ」
 「僕は会津だ」
 「会津っぽか、強情な訳だ。今日の送別会へ行くのかい」
(坊っちゃん 9)

 強情と負け惜しみとを貫いて松山を去る坊っちゃんと山嵐とが幕末の佐幕派の流れであり、赤シャツたち明治の立身出世主義の醜さに対する“清”(坊っちゃんを育てた女中の名に通ずる)を象徴すると喝破したのは平岡敏夫氏。


 市川森一氏の連続ドラマ『新・坊っちゃん』では、生卵による赤シャツ襲撃が、痛快さを欠く如何にも負け惜しみとして描かれた。そのエピローグ、マドンナに子供を抱かせて新時代の勝利者たる赤シャツのその後に対し、山嵐は赤子を背負いながら黒板の図形に激しく補助線を引き、坊っちゃんはと言えば日露の戦場に倒れていた。


 日本一のユーモア小説とも、噴飯モノの幼稚な正に坊っちゃん主人公が日本人像を損ねているとも、評価は様々だが、新しい酒を酌みうる古い革袋として、まだまだ『坊っちゃん』の魅力は尽きないようだ。


 マキノノゾミの傑作『赤シャツ』(青年座)は、原作の書かれたころに存在した松山捕虜収容所を登場させた。
 日露戦争の敗兵収容のために日本で初めて築かれたこの収容所は、第一次大戦後、丸亀、徳島のものと共に、板東の地に移転解消した。

ベートーベンとドイツ舘


 本邦第九初演の地とされる板東俘虜収容所は、NHKの朝ドラ『なっちゃんの写真館』の冒頭に登場し、第二次大戦を挟む時代を生きる主人公の根っことして印象深い。

 1962年からこの収容所再発見が始まった。元俘虜たちは素晴らしく人道的だったと回顧する。
 戦陣訓は、生きて虜囚の辱めを受けずと記し、第二次大戦の兵達は捕虜に対する国際法の存在すら知らなかったとされる。教育は、あっという間にそんな道徳を刷り込むことが可能なのか。
 

 収容所を記念するドイツ舘には、陶器のジョッキが展示されている。俘虜たちが収容所長の紋・九曜星を入れて贈った物。
 所長は、会津の人松江豊寿。戊辰の敗者を父に持つ彼は、敗者を冷遇してはならないという信念を抱いていたようだ。

板東俘虜収容所正門跡に建つレプリカ


武士の情け

 徳島市内に、松江所長の住いの跡があるのだなと、ドイツ舘に掲示された地図を見て思ったのだが、徳島に着いてみると、他でもない『お登勢』を上演する郷土文化会館の搬入口のほとりがその地であった。
松江所長住居跡

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材質:陶器サイズ:H24cm・第1回七夕飲み会・お誕生会!!・ビールの王様ジョッキ・陶器♪・ 九曜星のビア・ジョッキ・益子陶器市・70周年!ニュートーキョー!・午後のビールはドイツから・和雑貨展・2006-07-31 ビールの王様ジョッキ(あったら、

  • 2007/07/23(月) 17:03:12 |
  • ジョッキがすごくよかった

陶器布目ぶどうシリーズ 薪で叩いた豪快な

これからの季節、ビールがおいしいです(*^_^*)がっしりしていますが意外にも「軽い」のがポイント!蒔きでたたいたもち手がしっくりと手になじみます。350ミリリットルの缶ビールがちょうど入る大きさですセールの発泡酒がおいしいビールに!(そのくらいおいしく感じます

  • 2007/09/05(水) 15:33:09 |
  • ジョッキの感想
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