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一役者の気ままな雑記。 何処へ転がりまするやら。

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ばんえい

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 公営の挽曳(ばんえい)競馬は、国内ただ一ヶ所、北海道帯広にある。

「僕はサラブレッドじゃないんだ。ばんえい競馬なんだな。」トーク番組での劇団民藝の大滝秀治さんの発言を聞いた時、良く判らなかった。騎手と錘の乗った橇を曳いて上り下りのあるコースを走る馬たちを一度見たいと思っていた。

 帯広には、演劇鑑賞会がないのでなかなか訪れる機会がない。
今回は丸一日の道中日、半日は動物園と決めていたが、ホテルからさほど遠くない競馬場でばんえい競馬の開催中だった。
 夕方四時、観光施設建築の為の足場と覆いをくぐって競馬場の入口に。100円の入場料は、時刻を過ぎてフリーになっていた。
 
丁度第9レースの出走直前。コースの障害物は大小二つの丘陵だが、大きいほうのスロープの前でカメラを構える。 向こうで旗が振られ、すぐに殺到するかと思われた馬たちは丘陵の前で減速していく。ここまで走らずに終わりなのかと思ったが、スロープの前で満を持して徐に上り始める。重荷に苦戦しつつようやく登りきると下りからはゴールへまっしぐら。一頭が上り切れずに転倒する。
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 勝敗がついても転倒馬は立ち上がれずにもがくのを、騎手は苛って鞭を当てる。やがて坂の上に向いた足にロープをかけて半回転させたが、馬具が橇に絡まって立ち上がれない。馬具の紐を解かれると馬は難無く立ち上がって退場した。重賞を心配した見物は胸をなでおろしつつ、対応の不味さに腹も立つ。

 スピードこそないが、砂煙をあげての力走に圧倒される。
大滝丈の喩えの妥当性はともかく、その意は大いに得心。
メインの11レースまで、3レースを観戦。それなりに人は居たが、スタンドの広さからは一寸淋しい。
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象のいない北海道

               正対

 ナナは、45年前におびひろ動物園にやってきた推定49歳の印度象。

今北海道に住むゾウは彼女だけと聞いて驚いた。
五年前に会った札幌・円山の花子は三年前に、何故か同じナナの名を持つ旭山のマルミミゾウ、釧路のアフリカゾウもこの二年の間に相次いで世を去っていた。花子は還暦を過ぎてだが、二人のナナは30代だった。
五年前の円山の花子。佇んで身体をゆすり続けていた

 国内基準によって、オス一頭メス数頭の繁殖可能な施設でしか今後の飼育は認められないという。
条件を満たすべく働きかけはしているが、本州なら15億で建つ施設も、暖房・断熱材等々の条件が加わる北海道ではさらにハードルは高い。
帯広のナナも何かあってもおかしくない歳。そうなれば道民は象を見られないことになる。知命の年を前に聞き分けの悪くなったナナを宥めつつ足の裏のブラッシングや爪切り、血液検査の為のお座り訓練を続けるのも1日でも長生きをして欲しいばかり。
お座り     足裏のブラッシング

 盛岡動物園でだったか、全国動物園のゾウ分布図をみたことがあるが、あの綺羅星の如き分布の中に一人住まいの象たちが少なくないことは、彼方此方の動物園を覗いてきた私にはよくわかる。
象のいない動物園は、北海道だけの話ではないだろう。
 ゾウは、森林の破壊者であり、その一方で道を開き木々の種を運ぶ新たな創造者でもあるという。だからよく似た立場の人間たちにゾウを見てほしい、と味のある語り口で飼育係さんは言う。
       爪切り
      
 が、何よりも陸上最大の命を子供たちには身近に感じてほしいし、大人たちも時折ゾウの前で想いに耽りたい。そんな場所がみんなの手の届くところにあって欲しい。この動物園巡りで千差万別の“動物園”から対象を選ぶ一つの基準は、ゾウが居るか居ないか。それ程日本の動物園に象は付き物だった。
ただ、もうそんな贅沢を言っていられないところまで私たちが破壊してしまったのだとしたら、各地方に1か所ずつで良しとしなければいけないのだろうか。
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